コラム

地域社会について思うこと

弓削島と地域社会

島の地域社会

上島町島おこし協力隊の平田です。1月後半より、弓削島の下弓削区で空き家の調査をしています。地域社会に関わるとき、私は、どこからどこまでがその地域社会なのか、その境界が気になります。
国境や都道府県境を越えるとき、感慨をおぼえます。そして、なぜ、その場所に境界があるのか、気になります。

「地域社会」とは言っても、実際には市街地が延々と連続していて、人の行き来も普通にあって、自治体の境界が日々の生活にはほとんど影響しない、ということも、特に都市部ではよく見られます。そのような「地域社会」を記述しようとすると、「ほんとは区切ることなんて、できないのだけど」と、悪いことをしているという罪悪感を覚えることがあります。だから、島を記述するときには大抵の場合、島がそのまま地域社会の単位となっていて、どこが地域社会の境界なのか悩むことがありません。島が好きな理由のひとつは、ここなのかもしれないな、と思っています。

弓削島の地域社会

前置きが長くなりました。弓削島は大きな島で、島の中で地域社会がいくつかの階層で区切られています。まず、北部の上弓削区と、南部の下弓削区に分かれます。役場の弓削総合支所や、小学校、中学校、高校、商船高等専門学校、銀行、2つのスーパー、商工会など、弓削島の主要施設の多くは下弓削区にあります。下弓削区は、中央部の大きな集落と、それ以外の、やや独立した集落に分けることができると思っています。
中央部は島のくびれた所にあって、弓削港のある西海岸から弓削神社のある東海岸まで、途中に山や丘陵部を挟むことなく、平坦な場所を横断することができます。その距離は、直線距離で500メートルほどです。中央部は、住所で「下弓削」となっています。「上島町弓削下弓削」です。「下弓削」は、自治会の区分では、「中都・浜都」、「岳の下」の地区に分かれます。

次回は、私がいま暮らしているこの「下弓削」について、もう少し書いてみようと思います。

島おこし協力隊:平田 浩司

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